RELATIONS DE VOYAGES~地中海の風薫るヴィンテージセイルクロスバッグ

こんにちは。ブログテです!
今年は気温が高くなる時期が早く、本格的な夏の到来もすぐそこですね。
夏といえば海!ヴァカンスで訪れたヨーロッパの潮の香りを感じさせる、そんなバッグのご紹介です。
イタリア発のブランド『RELATIONS DE VOYAGES』より、ヴィンテージ素材の魅力を存分に引き出して作られたアイテムが届きましたのでご覧ください。
RELATIONS DE VOYAGESって?
このブランドの日本語表記には随分と迷いました。調べてみたものの確かな答えに辿り着けず、そのまま読んで『ルラシオン・ドゥ・ヴォワイヤージュ』で進めておりましたが、あまり一般的でもないような気がして。
意訳すれば旅行周りのアイテム、海で言えば航海のようにどこかに連れていってくれるようなイメージなので、”ボヤージュ”って旅っぽくて分かりやすいかなと思い(ボンボヤージュ!とか言いますよね)
ツナグテでは『リレーションズ・ド・ボヤージュ』で統一してお送りしております。
はじまりは1995年、フランス・ブルターニュ地方の港町サン-マロにてデザイナーのPascaleとVinsezoにより設立されました。
70年代~80年代の使い古されたヴィンテージのセイルクロス(船舶の帆の部分に使用されるナイロン素材)に惹かれて、その資材を使ってバッグを作りはじめたのがきっかけだそうです。
2001年にはVincezoの故郷であるイタリアのトスカーナ州に移住し、本格的にブランドをスタート。
素材にこだわった”Made in Italy”のバッグブランドとして知られています。
洗練されたヨーロッパの雰囲気
そのプロダクトは、単に古いものを縫い合わせた代物ではなく、素材が持つ経験と出会ったクリエイターの、ユニークで考え抜かれたアイデアで形になったものと言えます。
メイン素材であるヴィンテージセイルクロスに添えるアイレットやシャックルなどもヴィンテージの部品を用いており、海水にもまれるなかで生まれたであろう錆や汚れなどもそのまま使います。
また、裁断されたいくつかのパーツを繋ぐ際のステッチ使いも無造作なようでいて特徴的。
それぞれの佇まいに合わせて、配色や幅を変えて走らされた縫い目ひとつにもセンスが溢れているようです。
実際にセイル(帆)として使うために求められる強度を備えた、どちらかといえば無骨ともいえるファブリックと、細部の仕上げに宿る繊細さを感じるデザイン性の絶妙なバランスが魅力です。
ナイロン、レザー、コットン、メタルパーツなど異素材の絶妙な組み合わせ。
シャックルで簡単に取り外せることで用途が広がります。
マリンテイストを感じさせる組みロープのハンドル。
ヨーロッパの人々は、古いものを大切にしながら、さりげなく日々の生活に取り入れて新しいものを生み出す感性が豊か、という印象です。
ディティールの隅々に、そんな文化のなかで生まれたことを感じるエッセンスが詰まっている気がします。
機能性も備えたバリエーションあるプロダクト
唯一無二の素材で仕立てられるのは、トートやショルダーなど普段使いに取り入れやすいバッグです。
軽量なうえ強度のある生地の特性を生かしたアイテムは、街や旅先で使うのにも重宝します。
こちらのバッグは”SMARTPHONE BIKE CLUTCH“。
その名前のとおり、
スマートフォンがちょうど収まり、バイクや自転車に取り付けることが出来て、クラッチバッグにもなる!
さまざまなシーンでの使い勝手がよい、”いま欲しい” を形にしたような軽量ショルダーです。
ステッチを効かせた大きなフラップが荷物を守ります。
二個のスナップで大きく開き、中央の仕切りポケットと左右にオープンスペースを備えています。
全体にマチ幅もあり、コンパクトに持ち物が収まります。
2箇所に配された背面のレザーベルトはデザインのポイントにもなっており、自転車のハンドルバーやフレームに装着する際に役立ちます。
ショルダーバッグとして使う時には、ナイロンと本革のコントラストが格好良く、丸めたパッカブルウェアを持ち運ぶなどの実用性もありそうです。
そしてこちらは“TOMBO SLING BAG”。
ヴィンテージセイルクロスのなかでも比較的厚みの少ない素材で作られており、柔らかくてなめらかさもある質感となっています。
トンボ、というネーミング。なんか可愛いです。
中央から両側に向かってオープンするファスナーの独創的なディティールがそれっぽい雰囲気もあります。
公式サイトの説明によりますと、
「彼らは常に前に飛んでいるので、彼らは日本の象徴であり、強さと勇気の象徴であり、夏の象徴でもあります。トンボ(日本語でのトンボ)は、この新しい超軽量でダイナミックなモデルに私たちを刺激しました。大都会のサイクリングに最適です。」とあります。
昆虫のトンボにインスパイアされたモデルで、日本語の名前を付けたと聞くと、なんとなく私たちに近く感じられて嬉しくなりますね。
お出かけに必要なものは軽く収納可能なサイズ感です。
外側にも内側にもポケットを備えているので、小物の仕分けもしやすくなっています。
ヴィンテージパーツが醸し出すシャビ―な雰囲気は、1点物ならではの醍醐味です。
時間を繋いで使っていきたいもの
ここまでイタリア発のバッグブランド『RELATIONS DE VOYAGES』の魅力をお伝えしてきましたが、もうすこし。
これらのアイテムは30°での水洗いが可能となっており、もし汚れてしまった場合でも洗っていただけます。
モデルによっては、バッグの底部分にアイレットが配されているものもあるのですが
これは、お洗濯した後の排水の利便性を考えられており、通気を良くして乾きやすいようにとの配慮だそうです。
デザイン性と実用性のコンパーチブル仕様。作り手の想いが伝わってくるようで、ワクワクしてきます。
当店取扱い『RELATIONS DE VOYAGES/リレーションズ・ド・ボヤージュ』のアイテムはこちらから見ていただけます。ぜひツナグテオフィシャルでチェックしてみてください。
時を経て届けられたものに、さらに使い込むことで新たな表情を与えていく。お気に入りのバッグとともに、そんな楽しさと喜びを感じていただけましたらとても嬉しく思います。
今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
※製作段階においてじゅうぶんに洗浄した生地を使用しておりますが、ヴィンテージの生地・資材を用いていますので経年の汚れ等が見られる箇所がございます。
あらかじめご了承のうえ独特の風合いをお楽しみください。
この記事へのコメントはありません。